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【お知らせ】ひとしおLabが郷土料理コンテストで“サステナブル賞”を受賞しました!

このたび、ひとしおLabは、「第10回うま味調味料活用!おいしく減塩郷土料理コンテスト2025」に応募し、“サステナブル賞”をいただきました。

「うま味調味料活用!おいしく減塩郷土料理コンテスト」とは

その成り立ちから高塩分のものも多い郷土料理を、「うま味(グルタミン酸)」を活用することでおいしく減塩し、「伝統的な食文化」の次世代への継承に貢献することを目指して実施されています。(主催:日本うま味調味料協会)

コンテストの詳細はこちら⇒https://www.umamikyo.gr.jp/contest/2025/entry.html

ひとしおLabが「うま味」を活かしてブラッシュアップした郷土料理は、「かつおの焼きびたし」

「かつおの焼きびたし」は、食する機会の少ない地域の幾多の郷土料理と異なり、今もなお家庭で食べ続けられている料理であり、地域で最も親しまれている郷土料理であると考えられます。また、刺身として食べ残したものを翌日も美味しく食べられる工夫であったり、生食用ではないかつおの調理方法でもあるなど、食材を無駄にしない、サステナブルな調理法とも言えます。だからこそ、地域でたくさん獲れる魚を、どのように調理したら美味しく食べられるのか、といった先人の知恵をぜひ引き継いでいって欲しいと考えています。
また、「魚料理は手間がかかる」という面においても、切り身で売られている状態の魚で、フライパン一つで作れる料理は、調理に取り掛かる際のハードルを下げてくれると思われます。
スーパーでは、産地を問わず、様々な食材が手に入る時代ではありますが、昔から慣れ親しまれてきた地域の食材・料理としてこれからも受け継がれていく料理であってほしいと思っています。

ひとしおLabが考えた、「うま味調味料」の活用方法

★調味液に加える生の玉ねぎを、うま味調味料で揉み込んでおくことで、辛みが軽減されて甘みが増しました。

★下処理の段階で、かつおをうま味調味料を加えた水に漬け込むことで、かつおの身の生臭さが軽減され、うま味・しっとり感が増しました。

★うま味が加わることで、塩味・醤油の塩辛さのカドが取れ、塩味と醤油風味がどちらもマイルドになりました。

さらに、ごま油やしょうが、しそなどを使って、風味豊かな仕上がりになりました。


こちらにレシピも載せていますので、ぜひご家庭で作ってみてくださいね。

郷土料理の伝承と、うま味調味料活用の可能性について

私たちが選んだ「かつおの焼きびたし」は、「聞いたことはあるけれど、なかなか食べる機会のない郷土料理」ではなく、今も昔も、福島県の浜通りで食べ続けられて来た、愛着のある料理です。
少し鮮度が落ちた魚でも美味しく食べられるこの料理は、保存性を高めるためにも、しょうゆをたっぷりと使った配合となっており、ゆえに塩分摂取量も高くなってしまいます。
しかしながら、全国的にはもちろん、私たちが生活するいわき市においても、市民が高塩分摂取である背景を考慮すると、この郷土料理を、積極的に継承していこう!と言い切れない一面があります。
今回、この「かつおの焼きびたし」をおいしく減塩するにあたり取り組んだメンバーは、市民の減塩に対する意識づけや行動を後押ししたい!という思いから発足した市役所の管理栄養士から構成されています。
私たちは、減塩レシピの開発を中心として情報発信を行っており、活動のコンセプトが『手軽に作れて、減らしても美味しい、続けられる減塩』であることから、運命を感じて応募しました。
「うま味調味料」については、減塩に効果的であると知りながらも、料理にちょっと足すもの、という程度の認識でしたが、食材の下処理に使用することで、こんなにも料理の仕上がりが変わるのかと、驚きの連続でした。
今後は、「地元の郷土料理を美味しく減塩する」ことも活動の一部に組み込みながら、次世代の若い方や子どもたちに、減塩だけでなく、うま味のもつ効果・作用についても伝えられるレシピ開発に取り組んでいきたいと考えています。